03-3

第3話3章 一流の美少女

そんな彼が女断ち? これはたしかに一大事だけど、
それも気にはなるけど、ほかにも何かあったような。
金持ち?  そうだ、これだ。一柳はたしかに言った。
「自分は来年、金持ちになっている」と。 続きを読む

03-2

第3話2章 一流のモテ男

「わかったよ。収録後にキャッシュで払おう。プラス飲み代でどうだ」
こんな待遇が許されたのは映画評論家の淀川長治さんぐらいだぞ、
そう返そうとした瞬間だった。彼はその驚くべき提案を口にしたのだ。
「いや、そうじゃないっす。ていうか、ギャラはいらないっす」
「なんだって?」 続きを読む