茂森愛由美から手紙が届いたのだ。メールではなく、郵便で届けられた封書の手紙。彼女らしい端正な字体で綴られた、美しい日本語の手紙。
それから僕と茂森愛由美は、半年後の今も、毎週のように顔を合わせている。それを一柳は知らない。 続きを読む
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第2話2章 身体の中心で愛を叫ぶ
「は~い、ぜーんぶいただいちゃいました。ブラボーよ、語り人ちゃん!」
終わって我に返ると、ブースの窓の向こうにスタッフみんなのスタンディングオベーションが見えた。ありがとう! だからやめられない。声優ほど、素敵な商売はない。 続きを読む