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	<title>声で人生が変わる！「愛と再生」のボイス・ストーリー　ユアボイス・マイボイス &#187; 付属養成所</title>
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	<description>あなたは自分の「声」が好きですか？ あなたは「声」で損をしていませんか？</description>
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		<title>第1話序章　ボイス講師誕生</title>
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		<pubDate>Thu, 01 May 2014 03:00:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kataribito]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[第1話　ボイス講師編①　愛のレッスン]]></category>
		<category><![CDATA[ナレーション]]></category>
		<category><![CDATA[ボイストレーナー]]></category>
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		<category><![CDATA[ＣＭナレーション]]></category>

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		<description><![CDATA[「１ヵ月で声が良くなると言うのは本当でしょうか。 具体的にどの程度改善するのか教えてください。 急いでいます。10月中に声に自信が持てる自分になっていますか？」 こんなメールが届いたのは、ときおり夏が未練がましく顏を出す [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>「<b>１ヵ月で声が良くなる</b>と言うのは本当でしょうか。 <b>具体的にどの程度改善するのか</b>教えてください。 急いでいます。10月中に<strong>声に自信が持てる自分</strong>になっていますか？」</p>
<p>こんなメールが届いたのは、ときおり夏が未練がましく顏を出す9月の中旬だった。差出人は、某大手企業に勤めるＭさん。社会人二年生。 IT系のインストラクターをしているという青年だ。</p>
<p>取り急ぎ、<strong>現在どのような声で、１ヵ月後にどのような声になり、何を達成したいのか</strong>聞いてみた。すぐに返信が届いた。</p>
<p>「<b>声に抑揚が無い、一本調子、ロボットのような口調、</b><b> </b><b>聴いていて疲れる</b>、等々指摘されております。 <b>よく通る声、人に不快感を与えない声になりたい</b>。インストラクター認定試験に合格し、1人前になることが当面の目標です」</p>
<p>なるほど、実に見上げた心がけだ。論旨も理路整然としている。それにしても、<strong>ロボットのような口調</strong>というのが気になった。</p>
<p>数年前から、ある人のすすめがあって、<b>ボイストレーナー</b>として活動している。しかし、僕はあくまでも<b>声のプレイヤー</b>を自任している。だから<strong>トレーナー教育</strong>も受けていない（そんなものがあるのかどうか知らないけど）。</p>
<p>そもそも、もう10年くらい前になるだろうか、 そのとき所属していた<b>声優プロダクション</b>、 そこの<b>付属養成所</b>で<b>声優の卵たち</b>を指導したのがきっかけだった。</p>
<p>あるとき代表に呼ばれた。これは何か、僕の命運を左右するような、ぶっちゃけ代表作となるような大きな仕事が入ったに違いない。喜び勇んで、僕は事務所に代表を訪ねた。</p>
<p>「ありがとうございます。とうとう僕に、ブラピの役が回ってきましたか！」<br />
駆けつけ一番、大口をたたく僕をチラ見した代表は、チッチッチッと舌を鳴らしながら、 左手の人差し指を左右に振った。</p>
<p>「なるほど、レオナルドのほうですね」 僕は<b>滑舌の良さ</b>を誇示して言った。<br />
「語り人くん、きみ、相変わらすデカプリオなことを言うね」<br />
「……」 笑えなかった。</p>
<p>なぜって、実はこの少し前、代表と僕は<strong>NHK-BSのドキュメンタリー番組</strong>に連れ立って声の出演をしたのだけど、そのときの一件を思い出したからだ。それは<strong>ジェームズ・ディーン</strong>の特番だった。</p>
<p>他の多くの声優が、この稀代の名優の名前を「ジェームス・ディーン」と発音していたことに、代表はひどく憤慨していた。「ジェームスじゃない、ジェームズだ。まったく、近ごろの声優はなってない！」と。</p>
<p>そんな彼が冗談でも、<strong>ディカプリオをデカプリオと発音すること</strong>に、僕は異議を唱えたかったわけだけど、まあ、そこはさわらぬ神にたたりなし。黙ってやり過ごすのが賢明だろう。</p>
<p>だって彼の世代の多くが、たとえば「ディー」と言えず「デー」と発音してしまうことを僕は知っていた。代表はまじめに「デカプリオ」と言ったのかもしれないじゃないか。</p>
<p>気を取り直して僕は、次のプレゼンに移った。<br />
「ありがとうございます。とうとうきましたか。<strong>ジェットストリームのナレーション</strong>は僕の長年の夢でした」そう言って僕は、あの往年の<strong>名ナレーター、城達也さん</strong>の語りを披露した。</p>
<blockquote><p>満点の星をいただく　果てしない光の海を<br />
豊かに流れゆく風に 心を開けば<br />
煌く星座の物語も聞こえてくる<br />
夜の静寂の　なんと饒舌なことでしょうか</p>
<p>（中略）</p>
<p>日本航空があなたにお送りする「音楽の定期便」<br />
ジェットストリーム<br />
皆様の夜間飛行のお供をするパイロットは私 語り人です</p></blockquote>
<p>「気がすんだかね。夢を見るのはきみの自由だが、ジェットストリームはもうナレーターの手を離れている。<strong>今は有名俳優がキャステイングされる時代</strong>だ。もう忘れなさい」</p>
<p>「わかりました。となると、ト○タ自動車の<b>ＣＭナレーション</b>の年間契約ですね！」<br />
「きみはス○ル自動車をやっていたから、それは無理に決まってるだろう。もういい。もうたくさんだ。それくらいにしておきなさい」</p>
<p>「それともまさか、ＮＨＫの子ども番組『お母さんといっしょ』の<strong>歌のお兄さん</strong>じゃないでしょうね。それは困ります！　歌はともかく、僕は顔出しはしないと…」</p>
<p>「もう、よろし。黙らっしゃい！」 言われたとおり僕は黙った。<br />
大きな咳払いをひとつして、代表は言った。</p>
<p>「語り人くん、きみ、養成所のほうで<b>発声</b>と<b>ナレーション</b>、<b>朗読</b>のクラスをもってくれないかね」<br />
「……」<br />
「そろそろ<strong>講師</strong>の経験をしておくといい」<br />
「……」<br />
「急だが、来月から毎週水曜日の19時だ」<br />
「……」<br />
「どうした？　なぜ返事をしないのかね」<br />
「黙らっしゃいとおっしゃいましたので」</p>
<p>「ここは喋るところでしょ。わたしはきみと漫才をやってるわけじゃない」<br />
「僕にもそのつもりはありません。相方にはうまいボケをかませる人を」<br />
「もう、よろし！　それで、どうなんだね。悪い話じゃないだろう」</p>
<p>「僕が<b>養成所の講師</b>を？　お言葉ですが、それは僕にとっても生徒にとっても、悪い話にカテゴライズされるでしょう」僕はもってまわった言い回しで反抗した。</p>
<p>「だいたい僕は、<strong>学校にも養成所にも行かずこの世界に入った不届き者</strong>ですよ。みんなに言われています。あいつはけしからん、つぶしてやれって」</p>
<p>「語り人くん、言わせてもらえば」代表はジロリと僕を睨んで言った。<br />
「きみに、つぶしてやりたいと<strong>嫉妬を買うほどの華やかな実績</strong>があったかね」</p>
<p>うっ。ボディに効いた。しかし腹筋は鍛えてある。まだ反撃は可能だ。</p>
<p>「では、なおさら僕は適任ではないでしょう」<br />
「後進の指導も大事な仕事だよ、語り人くん」<br />
「わからないですね。なぜ、僕なのですか？」</p>
<p>「それがわたしにもよくわからないのだよ。ともかくきみは、養成生やジュニアの若い子たちに人気があるようだね。それで決まりだ。現場だけじゃなく、教室でも彼らの面倒をみてあげなさい」</p>
<p>「面倒って、あの、代表、僕は自分の面倒をみるだけで手一杯です。無理です。ほんとうに勘弁してください」</p>
<p>そう懇願すると、代表はコホンと咳払いをしてから、パソコンのモニター画面を僕のほうに向けた。最初からこうなることを予想して準備しておいたのだろう。「<b>所属タレントのスケジュール一覧</b>」が開かれていた。</p>
<p>「きみのスケジュール、わたしの頭と同じだね」<br />
そう言って代表は、９割がた白くなった頭髪をいまいましそうに両手でかきむしった。面白くもないジョークにパフォーマンスだが、言いたいことはわかった。</p>
<p>「ほぼ真っ白です」しかたなく僕は付き合った。<br />
「そうなんだよ。寂しいねえ。黒くしたいねえ。クローは買ってでもシローってねえ」<br />
哀しげに、ため息まじりに代表は言った。</p>
<p>「＂若いときの苦労は買ってでもしろ＂ということわざで僕を励まし、なおかつそこにスケジュールの黒白をからめて、実にお見事です」<br />
ああ、なんという茶番。僕は代表が書いたシナリオどおりに喋らされていた。</p>
<p><b>芝居の上手さ</b>には定評のある代表だが、ときおり挟まずにいられないらしい<b>ギャグの稚拙さ</b>にも定評があった。</p>
<p>「きみの物分かりのよさとギャグ分かりのよさ、わたしは大好きだよ。語り人くん、やはりわたしとコンビを組まないかね」</p>
<p>ここでニヤリと不敵な笑みを見せる、その<strong>老練な演技</strong>。さすが<b>声優界</b><strong>の草分けにして重鎮</strong>。今度こそ、僕は本当に黙るしかなかった。</p>
<p>そんな経緯で<strong>発声や語りの基礎</strong>を教えるハメになったのだけど、だいぶあとになってマネージャーから「実はですね…」と真相を打ち明けられた。</p>
<p>はじめ僕よりも人気、実績ともに華やかな<b>所属声優</b>が受け持つことになっていたが、彼に大きな<b>レギュラーの仕事</b>が入った。そこで急きょ、スケジュールに空白の目立つ僕にお鉢が回ってきたらしい。人気、実績とも地味な僕に。</p>
<p>「だ、代表…だましたな。おのれ、タヌキじじいめ！」 とマネージャーの襟首を掴んだが、もちろん彼が怒られる謂れはない。</p>
<p>「でも語り人さんの授業、評判いいっスよ」<br />
おしゃべりなマネージャーくんは、またしても余計なことを言ってしまったようだ。<br />
「あのねえ、<strong>クライアントや制作会社の評判が命</strong>なの、オレたちは」</p>
<p>「でも語り人さん、楽しそうに教えてるじゃないっスか。ノリノリで」<br />
と言いながらマネージャーくんは腰をクネクネと揺らした。どうやら僕のマネをしているつもりらしい。</p>
<p>「オレはそんなカッコわるい腰の振り方はしない。 いや、だいたい腰なんか振らない！」<br />
「いや、あれが色っぽいって評判が」<br />
「評判って、教え方じゃないのか。もういい！」</p>
<p>閑話休題。<br />
僕はいったい、何の話をしていたのか。 そうだ、大手企業に勤務するＭさんの話だった。</p>
<p>ええ、その話は、また次回ということで。<br />
とりあえず今日は「<b>語り人はいかにしてボイス講師になったか</b>」<br />
というお話でした。では、ご免！</p>
<div class="point">
<h3><span>今日のボイスメモ、あるいは、声にまつわるささやかな教訓</span></h3>
<ol>
<li><span style="color: #ff6600;">声や話し方をどう変えて、何を成し遂げたいか</span>、目的を明確にする。</li>
<li><span style="color: #ff6600;">うまい話や巧妙な誘い</span>にはまず裏があると心得よ。</li>
<li>自分を大きく売り込むには<span style="color: #ff6600;">ユーモアのセンス</span>が不可欠だ。</li>
<li>目上の人のヘタな（あるいは寒い）ギャグにどれだけ付き合えるか。これは<span style="color: #ff6600;">成功の秘訣</span>が10あるとすれば、3位くらいにランクインするんじゃないかと僕は確信している。</li>
</ol>
</div>
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